【事業者様必見!】業務用エアコン 頻出エラートラブル ランキングTOP5

「毎日フル稼働の業務用エアコン、突然のエラーどう対応すれば…?」 「このエラーコード、前にも見たような…?」
店舗やオフィスの快適な環境を支える業務用エアコン。しかし、精密機械である以上、時にはエラーや不具合が発生してしまうことも。特に高温多湿な環境では、エアコンへの負荷も大きくなりがちです。
この資料では、業務用エアコンで比較的多く見られるエラーとその原因、そして事業者様ご自身でできる初期対応と、専門業者へ相談する目安をランキング形式でご紹介します。エラーの傾向を知り、日頃のメンテナンスや迅速な対応にお役立てください。
業務用エアコン 頻出エラートラブル ランキング
※エラーコードはメーカーや機種によって異なります。あくまで代表的な症状と原因の傾向としてご参照ください。詳細は必ずお使いのエアコンの取扱説明書をご確認ください。
👑 第1位:ドレン水位異常(ドレン系統のトラブル)
- 代表的なエラーコード例: ダイキン「A3」、三菱電機「P5」、東芝「E04」など(メーカー・機種により多数存在)
- 主な症状:
- 室内機からの水漏れ
- エアコンの運転が停止する
- リモコンにエラー表示
- 考えられる主な原因:
- ドレンポンプの故障・不具合: 業務用エアコン特有の部品。経年劣化や異物混入による作動不良。
- ドレン配管の詰まり: 配管内部のホコリ、カビ、スライム状の汚れ、虫などによる水の流れの阻害。高温多湿環境ではスライムが発生しやすい傾向があります。
- フロートスイッチの不具合・誤作動: ドレンパン内の水位を検知するセンサーの故障や汚れ。
- ドレンパン自体の汚れや詰まり。
- 事業者様ができる初期対応・確認ポイント:
- エラーコードを確認し、記録する。
- エアコンの電源を一旦切り、数分後に再投入(リセット)。
- フィルターが汚れていれば清掃する。
- 見える範囲でドレン配管の出口に詰まりがないか確認する。
- 専門業者による対応の目安・重要性: 症状が改善しない、頻繁に再発する場合は、ドレンポンプの点検・交換、ドレン配管の高圧洗浄や専用薬剤による清掃、分解を伴うドレンパン清掃、フロートスイッチの点検・交換など、専門的なエアコン修理やエアコン清掃が必要です。放置すると、水漏れによる建物への被害やカビの発生、機器の重大な故障に繋がる可能性があります。
🥈 第2位:冷媒ガス系統の異常(ガス不足・ガス圧異常など)
- 代表的なエラーコード例: ダイキン「E3, E4, U0, U4」、三菱電機「P2, P9」、東芝「P07, P10」など
- 主な症状:
- 「クーラーが冷えない」「暖まりにくい」
- 室外機が頻繁に停止する、または運転しない
- 異常音(シュー、ポコポコなど)
- 霜付き(室内機や室外機の配管接続部など)
- 考えられる主な原因:
- 冷媒ガス漏れ: 配管の亀裂、接続部の緩み、部品の腐食(特に塩害地域では注意が必要)など。
- 熱交換器の詰まり: 室内機・室外機のフィンがホコリや汚れで目詰まりし、適切な熱交換ができず圧力異常を起こす。
- 電子膨張弁などの制御部品の故障。
- 事業者様ができる初期対応・確認ポイント:
- エラーコードを確認し、記録する。
- エアコンの電源をリセット。
- 室内機・室外機のフィルターやフィンに目立つ汚れや詰まりがないか確認し、清掃可能な範囲で対応する。
- 室外機の吹出口や吸込口が塞がれていないか確認する。
- 専門業者による対応の目安・重要性: ガス漏れは専門業者による漏れ箇所の特定と修理、そして適切な量のガスチャージが必要です。熱交換器の著しい汚れは、専門的なエアコンクリーニング(高圧洗浄など)が効果的です。ガス圧異常を放置するとコンプレッサーなど重要部品の故障に繋がり、高額な修理費用が発生する可能性があります。
🥉 第3位:センサー系の異常(温度センサー、圧力センサーなど)
- 代表的なエラーコード例: ダイキン「C4, C5, C9」、三菱電機「P4, P6」、東芝「F01~F08」など
- 主な症状:
- 設定温度通りに運転しない(暑すぎる、寒すぎる)
- 運転が不安定になる、勝手に停止・再開を繰り返す
- エラー表示で運転停止
- 考えられる主な原因:
- 各種センサー(室温センサー、熱交換器センサー、圧力センサーなど)自体の故障。
- センサーの配線断線や接続不良。
- センサー周辺の汚れやホコリによる誤検知。
- 事業者様ができる初期対応・確認ポイント:
- エラーコードを確認し、記録する。
- エアコンの電源をリセット。
- 見える範囲でセンサー周辺にホコリなどが付着していないか確認し、柔らかい布などで軽く清掃する(無理な清掃は避ける)。
- 専門業者による対応の目安・重要性: センサーの交換や配線の修理は専門知識が必要です。誤った対処は他の部品の故障を招くことも。的確な診断と部品交換は専門業者に依頼しましょう。定期的なエアコン清掃でセンサー周辺を清潔に保つことも予防に繋がります。
🏅 第4位:ファンモーターの異常(室内機または室外機)
- 代表的なエラーコード例: ダイキン「A6, H6, E7」、三菱電機「P1, P8」、東芝「E01, E02」など
- 主な症状:
- 室内機から風が出ない、または風が極端に弱い
- 室外機のファンが回らない、または異音がする
- 運転開始後すぐに停止する
- 異常な振動や騒音
- 考えられる主な原因:
- ファンモーター自体の故障(ベアリング劣化、コイル焼損など)。
- モーター駆動用のコンデンサや基板の故障。
- ファンに異物が絡まっている。
- ベルト駆動式の場合、ベルトの緩みや切れ(大型機種の一部)。
- 事業者様ができる初期対応・確認ポイント:
- エラーコードを確認し、記録する。
- エアコンの電源をリセット。
- 安全のため必ず電源を切り、ブレーカーも落とした上で、ファン周辺に異物(ビニール袋、木の葉など)が絡まっていないか目視で確認する(絶対に手を入れない)。
- 専門業者による対応の目安・重要性: ファンモーターや関連部品の交換は専門技術が必要です。異音がする場合は、無理に運転を続けると他の部品にも悪影響を及ぼす可能性があります。早めに専門業者に点検を依頼しましょう。
🏅 第5位:通信異常(室内機-室外機間、リモコン-室内機間など)
- 代表的なエラーコード例: ダイキン「U4, U9, UA」、三菱電機「E0~E9」、東芝「P19, P30」など
- 主な症状:
- リモコンの操作を受け付けない
- エアコンが全く運転を開始しない
- 運転が途中で停止し、エラー表示が出る
- 考えられる主な原因:
- 室内機と室外機を結ぶ渡り配線の断線、接触不良、誤配線。
- 制御基板の故障(室内機、室外機、リモコン)。
- 外的ノイズ(他の電気機器からの電磁波など)による影響。
- リモコン自体の故障や電池切れ。
- 事業者様ができる初期対応・確認ポイント:
- エラーコードを確認し、記録する。
- エアコンの電源をリセット。
- リモコンの電池を新しいものに交換してみる。
- (知識があれば)ブレーカーを落とした上で、室内機・室外機の端子台で配線の緩みがないか目視で確認する(自信がなければ触らない)。
- 専門業者による対応の目安・重要性: 通信異常の原因特定は複雑な場合が多く、配線チェックや基板の点検・交換には専門的な知識と技術が必要です。特に基板交換は高額になることもあるため、的確な診断が求められます。
ランキング外だが注意したいエラー
上記以外にも、
- 電源系統の異常(電圧異常、過電流など)
- 圧縮機(コンプレッサー)の異常
- 四方弁(冷暖房切替弁)の異常 なども、発生すると業務に大きな影響を与える可能性があります。
エラーを未然に防ぐために最も重要なこと
業務用エアコンのエラーを完全に防ぐことは難しいですが、発生リスクを低減するためには以下の点が非常に重要です。
- こまめなフィルター清掃: 事業者様ご自身で実施できる最も効果的な予防策です。ホコリによる目詰まりは様々な不具合の引き金になります。
- 専門業者による定期的な保守点検・分解洗浄(エアコンクリーニング): 年に1回~数年に1回、専門業者による徹底的な点検とエアコンクリーニング(分解洗浄)を受けましょう。内部の汚れを高圧洗浄などで除去し、部品の劣化状況などをチェックすることで、エラーの早期発見や予防に繋がります。特に、沖縄の環境ではカビや塩害の影響も考慮したメンテナンスが推奨されます。
まとめ:エラー発生時は慌てず、信頼できる専門業者へご相談を
業務用エアコンにエラーが発生した場合、まずは落ち着いてエラーコードを確認し、安全な範囲で初期対応を試みてください。しかし、多くの場合、根本的な解決には専門的な知識と技術が必要です。
無理な自己判断や対処は症状を悪化させることもありますので、早めに信頼できる専門業者に相談することが、結果的に修理費用を抑え、エアコンを長持ちさせることに繋がります。
沖縄県内で業務用エアコンの修理やエアコン清掃、保守点検をご検討の際は、実績豊富で地域特性を理解した業者を選ぶことが大切です。
いかがでしたでしょうか?この資料が、沖縄で業務用エアコンをご利用の皆様の、トラブル発生時の対応や予防策の一助となれば幸いです。 このランキングは一般的な傾向に基づいたものですが、より詳細な情報や、貴社のエアコンの状態に合わせたアドバイスも可能ですので、お気軽にご相談ください。
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